人間が植物を栽培始めてから今日まで、
数千年以上のになるが、その栽培の歴史は病害との戦いの歴史であった。
多くの病気は、顕微鏡の発明により、病害菌によることがわかったのであるが、
この菌を叩く薬を作れば・・・・更に強い菌を生み出すという・・・微生物との戦いが今日も行われている。
そういうことで、ならば・・・・病気のかからない遺伝子を持つ個体を発見し、
これと交雑して、病気のかからない免疫力を持つ品種の作出も行われて来た。
耐病性品種。
多くの野菜で、原種を採集して・・・これと現在の品種を交雑。
多くの野菜で成功しているが・・・。
しかし、多くの土壌伝染の病気は、なかなか絶対に防ぐことは出来ない。


そうであるならば、その植物の自生地を再現した
「耐病性用土」「耐病性土壌」を開発すればよいことになる!
SUGOI-ne!
材木腐朽菌が勝ち組みの「耐病性用土」である。
植物の自生地では、誰も消毒などしない。
それでも何万年、何百万年もいき続けて来た。
土壌病害菌が棲めない土壌・・・微生物条件が構築されている土壌だからである!
植物自生地には窒素が少ないから、材木腐朽菌などによる浄化作用がある。
林床の枯れ落ち葉が堆積したところでも腐敗臭はない。
果実は腐る!
木材は朽ちる!
林床の清浄な土壌に、
この土壌に肥料を与えれば・・・・簡単に棲む微生物が変わり、
病害菌が勝ち組みになる土壌になる。
窒素の多い腐葉土、堆肥・・・などを施しても同じになる!
多収穫を目的に窒素を与えるというのは、そういうことである。

ラン栽培において使用する用土には、水ゴケ、バーク、軽石、杉皮・・・・
ほとんど養分が含有しないから、必ず肥料を与えなければならない。
そうすると、この用土には天敵の材木腐朽菌が生息しないから、
病害菌の独壇場の・・・鉢内環境になる。
いかにも清潔に見えるが・・・・逆に最も不潔な用土になる!
こういう用土には自浄作用はない。
まして鉢内では。
鉢は、人間でいえばパンティー、下着である。
肥料というが・・・・オチッコとほとんど同じ。
だから下肥という。
小さな鉢に水ゴケなどで植えて、オチッコのような肥料を与えれば、
更に3年も植えっぱなし・・・なら・・・・
人間のパンティーなら、オチッコまみれ・・・・・
潅水した程度では、洗い流せるものではない!
ここまで書けば、鉢内がいかに不潔極まりないものか理解出来よう。
ブナの林床で枯れ落ち葉からにじみ出た水は清浄で飲める!
鉢底から流れ出た水は・・・飲めないだろう。

耐病性土壌????
こういう言葉を聞いたことがない!
有用土壌微生物の棲む土壌というのは聞いたことがあるが。
この表現は・・・・非常に曖昧である。
好気性菌なのか嫌気性菌なのか????
これまでの有用微生物というのはほとんど嫌気性菌であった!
この有機農法の有用微生物でランは菌根を作らない。
なぜか。
有機農法で使う微生物はほとんど窒素を含む又は添加した有機物を、
醗酵腐敗させる嫌気性菌である。
炭素率40以下の窒素の含有で窒素をエサにして大繁殖する。
こうして作られた堆肥、腐葉土というは窒素肥料を与えたのと同じになり、
病害菌の棲息する土壌、用土になる。
これらの菌では多くの場合連作障害、イヤチを根絶できない。
植物が本当に共生したいのは好気性菌の材木腐朽菌である。
地球の陸上に自生するほとんどの植物は枯れ落ち葉の中である。
これらの菌は窒素をほとんど含まない枯れ落ち葉、植物死骸を醗酵腐敗できない。
(窒素の少ない木材などからエタノールを作り出す植物酵母などの特殊な菌が発見されて、
 大きく注目されている)
林床などに堆積した、又は樹の枝などの僅かに堆積している枯れ落ち葉に棲息して、
このリグニンセルロースを分解する菌は地表の枯れ葉に棲む好気性菌の材木腐朽菌である。
この菌が棲息している場所には病害菌が棲めない。
例えば・・・ブナ林に分厚く堆積した場所には病害菌は棲めない!
このなかにクリスマスローズなど多くの植物が自生する。
ここでは、クリスマスローズにナンプ病など発生しない!
病害菌が棲息できない土壌。
用土。

SUGOI-neは、鉢内に病害菌が棲めない用土である。
庭、畑などに植えられた植物の株元の枯れ落ち葉のように、
地面に撒けば・・・その場所には病害菌が棲めないエリアになる。
殺菌剤の無農薬栽培が可能になる!


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耐病性用土、土壌というのはあるのか